蒼水技術録

蒼水家技術録

蒼水が普段制作とか勉強とかして覚えたことを復習としてまとめてるものです。 それが最適解かどうかはわからないけど、何を目的として始めて、何が必要で、実際何をやって、どうなったか、まで全部過程を残すための技術ブログです。

Blender Tips編 #7 -Blenderの自動保存と復元-

どうも、蒼水です。
Blender落ちたァ!」とかあるあるではないでしょうか。
スゥッ...と音もなく落ちるBlenderくん、優秀なのでほぼ無傷で復旧できることはご存じだろうか?
今回はそれに関してまとめていきます。

今回の目的

冒頭でも書いた通り、強制終了とそこからの復旧をどうするか。
といったことが今回の目的になります。
突然の死は実は傷は浅いのです。知らないと損するやつですね。

そのための復旧方法や設定周りの解説をして行ければと思います。

自動保存の設定を行う

この自動保存機能ですが、インストールした初期の状態でOnになっている状態で何もしなくても保存してくれています。神ですね。
保存場所は以下の場所に【ファイル名】_【プロセスID】_autosave.blnedという名前で保存されます。
C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Local\Temp\

設定項目ですが、上部メニューの【編集->プリファレンス】から設定できます。
f:id:Yui_Aomi:20200628221408p:plain
f:id:Yui_Aomi:20200628221418p:plain
一時ファイルの自動保存にチェックを入れることでONになります。切れば自動保存はされません。
特にOFFにする理由もないので基本ONにしておくことをお勧めします。
タイマーは保存する間隔になります。デフォルトでは2分おきに保存してくれるので万が一突然の死を引き起こしても2分程度の傷で済みます。
神ですね...。
いや、そんな短い間隔でいらんよ~という方はここの数値を調整することで感覚の変更は可能です。
最短感覚で1分で、それ以下はできないみたいです。

(逆にこの性質を利用してちょっと弄ったけど戻りたい!とかにも使えたりはしますね。ちょっと扱いは難しい気はしますが....。
例えば10分くらいに設定しておけば「あっ、アンドゥであそこまでもう戻れない...」な時に10分巻き戻すことができたりとか...。)

実際に復元する

復元を行う際は【ファイル->復元->自動保存...】から一時データを開けます。
f:id:Yui_Aomi:20200628221304p:plain

Blender落ちたァ!!!と思ったらとりあえずこの自動保存の一時データがあるので試してみると良きですね!

余談

【ファイル->復元】の項目にある最後のセッションというものもあるのですが、これも自動保存されているものですが、最後に開いていたblendデータを開けます。
前日やったデータを翌日に、という時とかは使えそうな気はするのですが、基本自分で名前つけて保存したblendデータから開くのであまり使わないなぁという印象です。
ちなみにこのデータはquit.blendという名前で自動保存と同じ場所に保存されています。

まとめ

Blenderが突然の死を!?
安心したまえ、Blenderくんは賢いので適宜自動で保存してくれている。
復元すれば傷は浅い...。

では。

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(リンク作成予定)